お金を貸し借りする際に作成する重要な契約書です。この契約書は記憶の食い違いによるトラブルを防ぐことができます。また、万が一裁判になった場合でも有力な証拠となります。お金の貸し借りは口約束でも成立しますが、トラブルを防止するため、しっかりとした契約書(借用書)を作成しましょう。借用書を借主との間で作成したいが、信用していないと思われたくない、また、今更言いにくい…関係を崩したくない…などといった理由から、借用書を作成することを躊躇される方もいらっしゃいます。しかし、契約内容(借入額、返済方法、金利、その他)を明確にしておかなかったからこそ、後にトラブルになるのではないでしょうか。関係を崩したくないのであれば、契約書を作成しましょう。借主も理解してくれるはずです。

※正確には金銭消費貸借契約書と借用書は異なります。借用書は借主のみが署名押印して、貸主が保管します。金銭消費貸借契約書は借主、貸主双方が署名押印して、各自1通ずつ保管します。

最低限記載する項目

  1. 貸した人の氏名、住所  借りた人の氏名、住所
  2. 連帯保証人(つけるのであれば)の氏名、住所
  3. 貸した金額
  4. お金を受領したこと
  5. 返済方法
  6. 返済期日
  7. 利息

以下で1~7を解説いたします。

  1. 貸主、借主を特定するため、本人確認できる書類に基づきながら氏名、住所を記入します。署名は直筆がいいでしょう。
  2. 可能であればつけてもらいましょう。
  3. 記入する数字は算用数字でも漢数字でもかまいません。
  4. 受け取った事実も記載します。
  5. 振込か手渡しかを決めておきます。振込をお勧めします。
  6. 返済期日を定めなくても契約は成立していますが、必ず定めておきましょう。
  7. 利息を設定する場合、当事者間で決まることになります。しかし、利率には上限が利息制限法により定められていますので、その範囲内となります。10万円未満・・・年20%まで
    10万円以上、100万円未満・・・年18%まで
    100万円以上・・・年15%まで<利息の支払い方法>
    利息の支払いにも一括返済と分割返済があります。

    • 一括返済:返済期日に元金と利息を一括で支払うか、元金は返済期日に一括で支払い、利息だけ分割して毎月支払う
    • 分割返済:元金均等払いと元利均等払いがあります。
      ※元金均等払いとは、毎回の返済額が元金を均等割にした額と利息の合計となる利息の算出方式。
      ※元利均等払いとは、回の返済額となる元金と利息の合計が、返済開始から決められた期間の終了まで均等となる利息の算出方式。